「第25回21世紀の珠算を考える会」関西大会 記念誌発行にあたり

 昭和61年、珠算の将来を憂う19名の諸先生方が集い、これからの珠算教育はいかにあるべきかと、夜を徹して激論を交わされたのがこの「21世紀の珠算を考える会」の原点です。それから25年、四半世紀の年月を経て、今回の「第25回21世紀の珠算を考える会」関西大会には、北は北海道から南は沖縄まで、何と総勢263名の珠算を愛する先生方が終結し、研鑽の場を同じくすることが出来ました。今回、奈良・島岡、大阪・益田の両先生と担当世話人を務めさせていただきましたが、行事等を担当した場合はそこそこの負担や不安を感じるのが通常なのですが、私自身は準備から大会当日に至るまで、楽しみで仕方がないという稀な経験をさせていただきました。不思議なものです。もっとも負担はすべて島岡・益田両氏に掛けてしまったからかもしれませんが…。
 年に一度、組織団体の垣根を越えて珠算を愛する熱心な先生方が集まり、同じ空間で同じ時を過ごすのですから、ホント心地良い二日間を過ごすことが出来ました。大会を無事終えた今、担当世話人として先輩方から引き継いだバトンをしっかりと次代に繋げることが出来、安堵しておるところです。ご参加いただいた先生方、ご無理なお願いを快く引き受けていただいた講師の先生方、そして支えていただいた世話人の先生方に心よりお礼申し上げます。
 今後もこの21世紀の会、その内容や規模は変われども「参加者自らが情報を発信する」そして「教えるものは常に学べ」という基本理念の元、まだまだ珠算界にとってはなくてはならない会のようです。来年は関東での開催が決定しております。さてさて、どんな「21世紀の会」になるか、今から楽しみですね。

「第25回21世紀の珠算を考える会」関西大会
世話人代表 鈴木 宗一



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